内定しなければ、内定取り消しもない

学生が就職活動して、面接して、内定をもらいます。
今年度は、10月ころからの円高による輸出企業の不振もあったので、早い時期に内定をもらっていた人たちは、内定取り消しもありました。
その後の景気の悪化で、企業が続々と内定取り消しをしています。今後の景気が良くならないのが判っていて、新人は募集しないのは、企業にとっては普通の事でしょう。
ということで、来年度は就職活動は超氷河期を迎えることになります。
厚生労働省が新卒内定取り消しに「罰則」を設けたということで、さらに就職出来ない人が増えるでしょう。
企業は、内定すると取り消ししにくくなるので、内定をしなくなります。ということは、いくら面接しても内定をもらえないということになります。
内定しないのだから、内定取り消しはありえない話になります。罰則規定があればあるほど、企業はシビアな選択をすることになります。
15人の募集でも、9人しか内定をしないとかいう状況になってきます。今年度、内定取り消しをした企業は、来年は募集しないとか、考えてくると思います。
企業存続か、それとも新人の雇用か、経営者はどう選択するのでしょうね。
「厚生労働省は19日、職業安定法施行規則の改正などを行い、新卒者の就職内定を取り消した企業名の公表制度を同日付でスタートしたと発表した。今春入社予定者への取り消しに関しては、4月上旬をめどに公表する予定。」
「企業名公表は、(1)2年以上連続で取り消し(2)同一年度内に10人以上を取り消し(他の雇用先を紹介し、速やかに就職が決まった場合を除く)(3)事業縮小を余儀なくされていると明らかに認められない」
企業名の公表制度がスタート=新卒内定取り消しに「罰則」-厚労省
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090119-00000053-jij-bus_all


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