【消費者目線】放射線の暫定規制値超え 誰が悪いのか

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最近のニュースを見ていると、食品の放射線の暫定規制値が超えたので出荷停止ということを目にするようになってきています。
いろいろな食品について検査結果が出ています。
ニュース発表で今後注意して見なければいけないことは、
・いつの時点のどの製品を
・どこで検査して
・いつ発表したのか
この点が大切になってきます。
農林水産省、厚生労働省、各地方行政機関とバラバラな対応をしている中にあり、消費者は、信じられなくなってきています。
例えば、5月30日にある製品のサンプルを採取して、7月に検査をして、9月に検査結果の発表を行うといった場合、4ヶ月も掛かっています。
検査結果が出てから出荷停止をしても、遅いのです。サンプル採取から検査結果の公表まで速やかにする必要があります。
今回の放射線に関しては、生産者は被害者です。消費者へは安全安心な製品を届けようと日々、一生懸命頑張っています。
それを検査結果の公表が遅れたために、結果として消費者に製品を販売してしまっているのです。
それを回収しなければいけない。この費用、時間、次の製品を供給する不安、これらと向き合っているのです。
国が「想定外」という言葉を使うのであれば、生産者も「想定外」であり、その対応策は、何もしていないのが現状です。
みんなが「想定外」になったとき、この国はどこへ向かうのだろうと考えてしまいます。
今一度、放射線の暫定規制値超えになったとき、責任の所在をはっきりとさせたニュース報道をしてほしいと願っています。


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